小指と小指を合わせて、
「これから毎日更新していくつもりなんだ」
そう告げる彼の笑顔はとても清々しく、一点の曇りも無かった。
しかし、以降彼を見たものは居なかった。
-完-
自分でもびっくりだよ。やっぱり一番自分を知り得るものは自分なんだなぁ、と。
なんで2回で辞めてしまうん?なぁ、なんでなん。
こう言うのって誰かに見られてるってよりも
一度気持ちが途切れたらあかんなぁ...とおもいましたまる
しかし、また投稿する気になったのはなんでなのかと説明致しますね。誰に向かってなんだろう
僕がバンドを辞めて早1年半ほどの月日が経ちました。
もうそんなものなのか、まだそんなものなのか
そんな感覚の狭間に居るような期間であります。
辞めた当初、まあ今も何も変わっとりゃせんと他人に言われてしまえばそれまでですが
僕は人として腐っていました、人にも成っていなかったと思います。
人に成らず、ヒトリになりました。
大好きでやまなかった音楽、バンド、メンバー、それに携わっていた人達
沢山の人に迷惑をかけたまま辞めて界隈から姿を消しました。
そして辞めてから先日の5月24日が来るまで
高校の頃からお金がないのに馬鹿みたいに通っていたライブハウスに足を運ぶことがなくなりました。
辞めて数カ月はイヤホンで音楽を聴くのもしんどい、申し訳ないそんな気持ちで心と頭が埋め尽くされていました。
5月24日、僕が音楽を辞める事になった日から実に1年と3ヶ月20日くらい?
僕が再び、あの愛してやまない場所に足を踏み入れる決意をしたのは
自分が居たバンドのリリースイベント、そして現メンバーの最終ライブ。
そこでたくさんのものを受け取ったのでどこかに残したくて誰にも見られないこの場所に書き留めることにした。
からです。うん、そんな感じ、かな
本当に直前の直前まで悩んだ。
何度もまだ行くべきではないと思った。
でも行ってよかった。結論からいうとそれでしかない。
ないのだ。
音楽が好きで、この場所が好きで、誰かが好きで
たくさんの好きが集まっているあの場所は
たくさんの幸せが溢れかえっている場所
悪いわけがない。
セットリストも最高だったんだ。
誰に向けてなのか、は、わからないけど
アンコールの最後に初ライブからずっとずーっと一緒にやってきた曲をやってくれた。
僕の前に抜けたメンバーも来てて、
僕は形容し難い、言葉にはならない気持ちでいっぱいいっぱいだった。
顔は笑ってこそいるが、頬には涙が自然と伝っていた。
でもそれは確実に幸せな感情で僕がこの数年感じていなかったものだった
果たしてそれが本当に僕たちに向けての曲だったのか、
それはわからないし自意識過剰かもしれないけど
僕はそう感じたい。
箱に行くと、昔の仲間やお客さんがたくさん話しかけてくれた
存在を、僕の居た過去を認めてくれた気がした
この約1年半の期間僕は人ではなくヒトリであった
そんな腐った感覚も全部取っ払ってくれた
行ってよかった、会えて良かった、聴けてよかった、見れてよかった、
笑えてよかった。
動かないと傷つかないけど動かないと気付かない
なぁ、って思ったほーんとに
その後はしこたま飲んで朝一のバスで帰りました
喋りすぎて喉が枯れた
でもそれすらも愛おしかった。
まとまりないけどそんな感じでした。
この気持ちを書いておかないのは勿体無い
そうだブログって感じで思い出した。
できれば毎日更新したいなあ
まあ長くなったけど、2019/5/24
僕は確実に生きていた。